株価下落と米国市場の影響

日経平均株価は37円安の38,236円となり昨日に引き続き続落となりました。

米国市場では政策金利の据え置きが決定し、FRBの姿勢が市場の予想よりハト派であったことから株価が一時急上昇しましたが、大引けにかけて前日の株価を割る形で急速に下落していきました。

本日の東京市場もその流れが続き昨日より下落した状態ではじまり、後場の開始時点では昨日の終値より上昇したものの最終的には売りに押され最終的に下落することになりました。

昨日発表された重要経済指標である、4月のアメリカ・ISM製造業景気指数ですが、前回50.3のところ49.2となり、市場予想の50.1も含め下回る形となりました。

ISM製造業景気指数は基本的に50を上回れば景気拡大で50を下回れば景気拡大とみなせるので、50を下回る状況が何ヶ月も続けばFOMCでの利下げ判断への追い風になるはずです。

そうなると株高に期待できるので引き続き重要経済指数はチェックしていきます。

半導体関連では、SKハイニックスが生成AIで使用する高性能半導体メモリ(HBM)について2025年の生産分もほぼ完売したことを発表しました。

HBMの需要はかなり強いので、引き続き関連銘柄の監視が必須です。

特に関連銘柄の筆頭であるアドバンテストの株価は5,100円台と直近で2,000円以上下落しているので、PBRやPERの水準は依然高いですが、悪材料出尽くしでの反動に期待でき新たな参入機会がありそうです。

全体

三井物産の24年3月期決算では減収減益となり、25年3月期も減益見込みとなっています。

ただ株価は上昇しております。

2000億円を上限とする自社株買いと1対2の株式分割を発表しており、それが市場で好感されているようです。