春闘の影響と株価展望

日銀政策会合がいよいよ明日に迫りました。

一番の争点はマイナス金利解除による金融正常化へ向かうかどうかです。

仮にマイナス金利が解除されたとしても、株価の下げ幅は限定的といった論調も見られるため、実際にマイナス金利が解除された際にどの程度株価が下落するのかも注目ポイントです。

春闘の結果、賃上げ率は市場の想定以上の強さがあったかと思われます。

内需の拡大に期待できる分株価にとっては追い風になるはずなので、マイナス金利解除による株価下落は長期で見ると押し目になる可能性があります。

追加で株を購入するチャンスにもなるので引き続き動向をウォッチしていきます。

ただ私は4月解除を見込んでいたので、3月はマイナス金利を維持してほしいのですがどうなるやら、、、。

保有銘柄であるアドバンテスト日本マイクロニクスの株価が大きく下げてしまっています。

各銘柄はピークのときから1,000円ほど下落しているので、約100万円程度の含み益が消滅してしまいました。悲しい。

アドバンテスト

日本マイクロニクス

この一連の株価の上下を通じて、含み益が出ている場合、ある程度の段階で利確していかなければならないなと痛感しました。

株価上昇はいつまでも続かないということを強く意識した一週間でした。

そして、どちらの株も割高状態です。マイナス金利解除の影響による円高で、株価がますます下落する可能性があります。

含み益が出ているうちに週明け利確するか、マイナス金利が解除されたとしても、株価下落は限定的だと判断して保有し続けるか非常に判断が難しいところです。

ただ、夏ごろにNVIDIA社から新型のGPUとなるH200が発売されることが決定しています。新型GPUの需要も旺盛であることが予想されるため、新型GPUに使用される高性能メモリであるHBM3eの需要も引き続き期待できます。

HBM3eの製造に必要なテスタやプローブカードを設計および製造しているアドバンテスト日本マイクロニクスの株価はまだ上昇の余地があるかもしれません。

一方、同じく保有銘柄であるソシオネクストは含み損に転じています。

一時は20万円以上の含み益があったものの、ここ最近の株価下落の影響をもろにくらっています。

ソシオネクストは車載用SoCの設計および開発で大きく利益を出している企業です。

長い目で見れば車載用SoCの需要は右肩上がりですが、直近でいうと株価全体の下落と合わせて、EVの需要後退などの煽りを受けて株価がさらに下落しているのではないかと心配しています。

今期の売上および営業利益はともに前年比より増額予定となっています。今期の決算発表でよりポジティブな決算を出せなければ、さらに下落する可能性があります。

こちらの銘柄も資金管理をもう少し柔軟にしていく必要がありそうやな。