エネルギー関連銘柄に資金が流入

本日の日経平均株価は300円以上の反発を見せました。

一時は700円以上の上昇を見せるなど、日本株の需要の高さを伺うことができます。

半導体大手のSKハイニックスが米国に生成AI用の半導体工場を建設することが報道されました。

工場建設に約5,800億円を投じる見込みです。

米国の半導体製造における国内回帰が進み相変わらずとんでもない額が動いています。

まさに半導体バブルの様相。

本工場では生成AIに必要となるHBMが製造されるようです。

HBMを巡る、サムスン電子やSKハイニックス、マイクロンの戦いは激しさを増すばかりです。

しかしそのおかげでHBM製造に必要な装置や材料を販売している日本企業に対しての投資妙味が高まります。

HBM関連銘柄であるアドバンテスト日本マイクロニクス、日本電子材料日本特殊陶業、TOWA等には引き続き注目です。

一方、原油はどうか。

地政学リスクやOPECによる減産方針により原油価格に上昇圧力がかかっています。

原油先物価格はここ最近上昇を見せており、国内でもINPEXなどの石油関連銘柄が急上昇しています。

原油価格上昇は商社株にとって追い風になる可能性があります。

引き続き原油やエネルギー関連のニュースをチェックしながら、商社株の売却のタイミングを見計らっていきます。

全体

ソシオネクストが700円の大幅上昇となりました。

理由としては中長期の売上改善と米系証券会社が投資判断を格上げしたことが影響しました。

嬉しくある一方、急激な上昇は急激な下落を招いたりするので株式売買の判断を難しくする印象があります。

今後どのように利確していくかも考えないといけません。

この価格を超えたら売却する、といったルールは設けてはいないので、その時々の市況を見ながら、上値が重そうであれば売却していきます。

三井物産も株価が154円上昇しました。

三井物産ロート製薬漢方薬会社の買収が報道されています。

買収額は880億円とのこと。

東南アジアでの需要拡大を背景に成長を取り組む思惑があるようです。

株価上昇には、原油価格の上昇圧力や企業買収といった材料が好感された可能性があります。