日経平均株価が上昇してきた

本日の日経平均株価は38,405円と470円以上の上昇を見せました。

前日の米国株は代表的な株価指数が軒並み上昇しており、その流れを受けて東京市場も大幅に上昇することになりました。

また昨日までに大幅に円安が進行したことで、一時は1ドル160円まで下落。

これまた34年ぶりの水準とのこと。

その後すぐに円が急騰したことから、政府や日銀の為替介入があったのではないかという見方が出てきていますが、政府関係者や日銀はノーコメントを貫いている状況です。

為替介入があったとしても、日銀政策決定会合では政策金利の据え置きを決めていることから、市場では引き続き金融緩和的な状況が続くと見ているため、まだしばらく円安状況が続きそうです。

また米国経済の強さからなかなかインフレ懸念が後退せず、金利引下げが後回しになりつつある現状もドル高円安に拍車をかけています。

このまま円安が続くとなると、輸出企業にとっては引き続き追い風になりそうですね。

先日まで売りが売りを呼ぶ状態だった半導体セクターですが、本日は一気に各銘柄が上昇しています。

一方、アドバンテストのように決算内容から失望売りがなされて株価が一層下落している銘柄もありますが。

私は1月の終わりにアドバンテスト株をすべて売却していたので、なんとか命拾いをしました。あぶねー。

また訪日外国人によるインバウンド消費にも期待できることから、ドラッグストアや百貨店といった銘柄も要注目です。

全体

ソシオネクストが大幅に上昇しています。

上がったり下がったり忙しい銘柄です。

24年3月期の決算では前期比から増収増益となりましたが、25年3月期にかけて減収減益との見方を示しています。

そのため株価にとって上値の重い展開になるかと思っていましたが、為替レート130円というかなり保守的な試算をしていることや、おそらく減収減益になることを既に市場は織り込んでいたことから悪材料出尽くしで買い需要が高まったのではないかと考えています。

ソシオネクス

三井物産は相変わらずとんでもない範囲でビジネスへの参入を続けています。

食品、オートメーション、中古トラック売買、LNG事業、漢方薬等々、、、。

原油価格も一旦落ち着き見せているなか、いったい何が株価上昇に効いてきているのかよくわかりません。

総合商社はビジネスの裾野が広すぎて決算書も読むのもかなり大変です。

明日が決算日になっているので、発表されれば頑張って読み進めなければ(汗