日経平均株価ですが、金曜日に1,100円を超える大幅な下落となりました。
下落率でいうと2.6%です。
ここ最近これほど大きな下落は無かったので、改めて株式市場の恐ろしさとダイナミズムを感じています。
株式市場では自身のポジションを減らしたいがための投げ売りが続いているように見えます。
その原因となったのが、イスラエルによるイランへの報復攻撃です。
先日、イランからイスラエルに対して弾道ミサイルやドローンによる攻撃がありました。
そのほとんどが撃墜されたものの、イスラエルは報復という形でイランに攻撃を行いました。
今後、両国の攻撃がエスカレートしてしまうことで、中東情勢が一気に悪化してしまうことを投資家が嫌気したため大幅な株安となってしまいました。
ただ一日経って、イランによる報道では攻撃の被害は最小限に収まっているとのこと。
両国の応酬は限定的になるとの見方がなされていることから、偶発的な衝突のリスクはあるものの、事態の沈静化に期待できるかもしれません。
全体
直近のソシオネクストの下落が激しいです。
上記の中東情勢悪化の懸念を始め米国の経済指標が思いのほか強く、利下げ見通しの後退やインフレ再燃の懸念などで、値がさ株である半導体銘柄に対して売りが広がってしまいました。
一時は一株あたり5,000円を超えていたのに悲しい。
逆に三井物産の株価には底堅さを感じます。
やや下げているものの、一株あたり7,000円台をキープしています。
原油価格が上昇を続けていることが、商社株にとって追い風になっている可能性があります。
今起こっている株価下落は企業の業績とは関係がない、マクロ的な要因で下落してしまっているため、株価下落はあくまでも一過性のものだと考えています。
なのでホールド判断を続行。