昨日の株式相場は波乱でしたな。
NVIDIAが70ドルを超える大上昇を見せた。
率にして24%。
昨日今日にかけてエグい角度になってる。
羨ましすぃ。
このような上昇は個別株ならでは。やはりロマンがある。
私はどちらかというとETFや投資信託を主体に積み立てているので、こういったお祭りに参加できないのが残念。
しかし大上昇の恩恵は受けられなくても徐々に株価上昇してくれるのがETFや投資信託のメリットであると思っている。
・・・と思っていたのだが、HDVが昨日から1ドル近く値を下げてる。
世間では半導体関連の株で盛り上がっているのに、こちとら下落してるやん。
なんでやねん。
他のETFと比べて明らかに下げ幅が大きいので、HDV特有の原因があると思い調査。
結論から言うとエネルギー関連株がこの下落に寄与していた。
まずHDVの資産構成がこちら。
上からヘルスケア、エネルギー、情報技術の順番で並んでいる。
次にHDVの組入上位銘柄がこちら。
この中でエネルギー関連株は1位のエクソン・モービルと4位のジェブロン。
どちらも米国の石油大手であり世界的な企業。
なによりHDVのエネルギー株の比重の重さが伺える。
株価推移を見ても直近で下落していることがわかる。
ここからさらに株探とかミンカブでなにかないかニュースを調べてみると以下のことがわかった。
まず直近の原油の値上がりは5月23日にサウジアラビアのエネルギー相が空売り筋に「痛めつける」と発言し注意を促したのだ。
空売りは高値で売って安値で買い戻す行為であるため下落するほど空売り筋は嬉しい。
それに対してエネルギー相は暗に、空売りで株価を下げるな、という警告を放った。
現にサウジアラビアでは4月は原油の減産を発表し価格を吊り上げたことがあったため、それらも買いの後押しになっていたと思われる。
しかし本日26日にロシアのノバク副首相が「OPECプラスでの追加減産の可能性は低い」と述べたことにより売りが強まった。
減産しないってことは価格を吊り上げることできんやん、みたいな。
それで売りが強まったことにより原油価格が下がり、さらにその煽り受けてエネルギー関連株の株価も下落。
OPECプラスとは石油輸出国機構のことでサウジアラビアとかロシアが参加。
以上が事の顛末だった。
いやはや、
株って壮大すぎひん?
まさに鶴の一声で株価が上昇したり下落したり。
それも世界中を巻き込んで。
私のような零細弱小個人投資家は、その煽りを受けながらもコツコツとやっていくしかない。
そしてとにかくHDVの株価上昇カモン。